バスケットボールB3リーグの鹿児島レブナイズは、4日・5日の2日間、初タイトル獲得を目指してプレーオフ決勝に臨むも、結果は準優勝。それでも、最後まで自分たちのバスケットボールを貫きました。

(記者)「鹿児島からのブースターも駆けつける中、レブナイズの選手がウォーミングアップを行っています」

先に2勝した方が年間王者となるプレーオフ決勝戦。4日の初戦に敗れ、あとがないレブナイズは、5日、レギュラーシーズン1位の福井との2戦目に臨みました。

応援は鹿児島からも。およそ250人のブースターが福井へ声を届けました。

レブナイズは立ち上がり、藤本のドリブルからゲインズ・ジュニア、中島の3ポイントシュート。今シーズン磨いてきたスピードのある攻撃を見せますが、福井の強力なディフェンスを崩せず、徐々にリードを広げられたレブナイズ。

後半に入っても相手の勢いを止められず、第3クォーター途中には、一時30点差に。

それでも、レブナイズは粘りました。武藤の3ポイントに、藤田のスティールから3ポイント。チームの持ち味である粘り強いディフェンスから再びリズムを掴むと、リバウンドをおさめた森田の2ポイントシュート。さらに、ゴール下で力強さを見せたロートが3連続得点。猛追を見せ、5点差に迫ります。

しかし、反撃もここまで。最後は相手に正確なシュートを決められ、98対88で敗戦。連敗で準優勝となるも、最後まで選手全員が活躍するというレブナイズの戦いを貫きました。

(ブースター)「優勝するところまで見たかったので悔しい気持ちでいっぱい。でも、最後の追い上げを見ると、レブズとして応援して、いい1年だった」

(フェルナンド・カレロ・ヒルHC)「自分たちのスタイルで戦った。終盤には試合をほとんど持ち直せた。自分の作戦を信じてついてきてくれたことはヘッドコーチ冥利に尽きる。このチームを誇りに思う幸せなシーズンだった」

(武藤修平キャプテン)「(今シーズン)続けてきたことをしよう、一丸となって戦った結果が(後半の)追い上げにつながった。一番長く戦えたシーズン、うれしさも寂しさもある。このチームで戦えてよかった」

敗れたものの、レブナイズはチーム過去最高のB3リーグ準優勝。来シーズンはB2の舞台で戦います。