来年の春に小学校に入学する子どもたちのランドセル選び=ラン活がピークを迎えています。鹿児島市では6日、人気メーカーの展示販売会が開かれました。

鹿児島市では6日、東京の人気ランドセルメーカー・土屋鞄製造所の出張販売会が開かれました。素材の違いやカラーなど、ここ10年ほどで一気に種類が増えたランドセル。会場には52種類およそ40色が並びました。

(祖母)「親も、ばあちゃんも、じいちゃんも迷う。好みは本人、本人に任せる」

今年も近年の傾向と同様で、性別にとらわれないジェンダーレスカラーが人気で、青や紫がよく売れているということです。価格は6万5000円から19万円のものまでありますが、8万円台のランドセルが人気だということです。

(記者)「こちらはランドセルには珍しいヌメ革でつくられています。使い込むほどに風合いが増し、ケアは必要ですが愛着が湧くといいます」

こちらは財布や小物にも使われているヌメ革を使ったランドセルです。定期的に防水や保湿のメンテナンスが必要ですが、手入れをすることで思い入れも強くなるということです。

(親子)「どう?」「いい感じ」

(孫)「むらさき、きれいだから。(学校)頑張ります」
(祖母)「不安の方が先にある。大丈夫かなと。頑張ってくれたらいい」

(子)「黒に線が銀色が良かった。楽しみ」
(母)「自分が選んだランドセルなので、丁寧に扱ってくれるとうれしい」

(土屋鞄製造所・職人 山口泰子さん)「いってきますの挨拶でランドセルと共に出かけて、ランドセルと共に家に帰ってくる。背中から支えられる存在であれたら」

今年は新型コロナが5類に引き下げられ、初めての大型連休とあって、6日も親子3世代でランドセルを選びに来た家族連れの姿も見られました。6日は事前に予約した600組以上が訪れ、楽しそうに選んでいました。