伊豆諸島沖で先月、海上自衛隊のヘリコプター2機が墜落した事故を受け、鹿屋基地では同型の哨戒ヘリの飛行を自粛していましたが、防衛省は3日から自粛を一部解除すると発表しました。

この事故は先月20日、伊豆諸島沖で訓練中だった海上自衛隊のヘリコプター「SHー60K」2機が墜落し、1人が死亡、7人が行方不明になっているものです。

2機は衝突したとみられ、事故を受けて、鹿屋航空基地・第212教育航空隊にある複数の同型機は訓練飛行を自粛しています。

防衛省は、回収したフライトレコーダーの解析を進めた結果、「機体自体の安全性は確認できた」とし、衝突のおそれがない1機のみでの訓練については3日から自粛を解除すると発表しました。

複数の機体での訓練は自粛を続けるとしています。