立春から数えて88日目・八十八夜の5月1日、県産のお茶のさらなる発展を願う「献茶祭」が鹿児島市で開かれました。

献茶祭は、県茶業会議所が毎年、八十八夜にあわせて行っています。

鹿児島市南栄の県茶市場では5月1日、県内の茶業の礎を築いた樋渡次右衛門の記念碑に新茶を献上し、さらなる発展を願いました。そのあと、参加者でいれたてのお茶を味わいました。

(県茶業会議所・柚木弘文会頭)
「お茶らしい非常にとろみのある、美味しいお茶だった」

JA県経済連によりますと、県内の今年の一番茶は、雨やくもりによる日照不足で、4月末までの出荷量は2288トンと、去年より15%ほど減ったということです。

(県茶業会議所・柚木弘文会頭)
「生産者は計画的な生産が難しい年だったと思う」
「味・色・香り三拍子揃ったいいお茶に仕上がった」