先月、指宿市のコンビニエンスストアでうそ電話詐欺を未然に防いだとして、警察から店長の男性に感謝状が贈られました。

感謝状が贈られたのは、ローソン指宿宮ヶ浜店の店長・鎌田努さん(59)です。

指宿警察署によりますと今年3月、60代の男性が電子マネーカードを購入しようと鎌田さんがいる店舗を訪れました。

レジで対応した鎌田さんは客の男性が常連だったこともあり、目的を尋ねたところ、「タブレットが急に使えなくなり、4万円分の電子マネーカードを購入するよう電話で言われた」と話しました。

このため鎌田さんは詐欺の可能性を疑い男性を説得して購入を思いとどまらせ、すぐに警察に通報したということです。

(ローソン指宿宮ヶ浜店 鎌田努店長)
「それは絶対におかしいよ、買うのはちょっと待ってください、私が警察に電話をしますから」
「研修をしていたので全然大丈夫だった」

指宿警察署では去年12月に指宿市内のコンビニエンスストアの店長らを対象に特殊詐欺の講習会を実施していて鎌田さんも参加していました。

(指宿警察署・生活安全刑事課 渡邉貴課長)
「指宿警察署としては非常にありがたい。指宿署でこういった事案が無くなってほしいという思いでいっぱい」