県警の内部文書が印刷された資料を第三者に提供した疑いで再逮捕された、鹿児島県警巡査長の男の身柄が、きょう1日、鹿児島地方検察庁に送られました。

地方公務員法違反の疑いで送検されたのは、曽於警察署の巡査長、藤井光樹容疑者(49)です。

県警によりますと、藤井容疑者は県警本部公安課に勤務していた去年8月からことし1月までの間に、事件の処理経過や容疑者の名前などが載った県警の内部文書=「告訴・告発事件処理簿一覧表」を印刷した資料複数枚を鹿児島市などで第三者に提供し、職務上知り得た秘密を漏らした疑いがもたれています。

取り調べに対し、容疑を認めているということです。

藤井容疑者は先月8日、個人の犯罪経歴の情報などを第三者に提供した疑いで、逮捕されていました。

県警の情報漏えいを巡っては、「告訴・告発事件処理簿一覧表」が、去年10月にウェブメディアに公開されたほか、ことし3月にも2つの事件に絡む個人情報が流出したと県警が発表していました。