鹿児島県奄美市で今月、4歳の女の子がはねられ亡くなった交通事故で、警察などは30日、現場を確認し、今後の対策などについて検討しました。

30日は、警察や道路管理者の県、地元住民などおよそ30人が現場を確認しました。

この事故は、奄美市笠利町の県道で今月14日午後5時ごろ、道路を渡っていた丸田紗千ちゃん(4)が、右から走ってきた乗用車にはねられ亡くなったものです。事故当時は雨だったということで、現場は、紗千ちゃんの両親が経営するパン店の前の道路でした。

30日は、参加した住民から「道路脇に植えてある木で見えなかったのではないか」などの意見が出されました。

(近所の住民)「道路自体すごく危ないというのを、ぼくたちは認識していたので、危険を回避させることができなかったというのをすごく悔やんでいる」

(奄美警察署 西郷隆一郎交通課長)「関係機関の方々としっかりと連携をしながら、交通死亡事故抑止対策進めていきたい」

県や警察は今後、植木の伐採のほか、子どもの飛び出しや車のスピードを抑制する標識を設置することを検討するとしています。