県内有数の茶の生産地の一つ枕崎市で、地元の中学生が新茶の摘み取りを体験しました。

新茶を摘み取ったのは、枕崎市の別府中学校の全校生徒50人です。枕崎市は、温暖な気候を生かし明治時代から茶の生産が行われています。早い時期に摘み取りが始まる「走り新茶」の産地で、荒茶の生産額はおよそ19億円と基幹産業となっています。

別府中学校では、数十年前から毎年この時期に茶摘み体験を行っていて、この日は農業分野の研究開発を行う「農研機構」の茶畑で、鮮やかな緑色に育った新茶の葉を手で15センチほどの長さに摘み取っていきました。

摘み取られたおよそ30キロは今後乾燥、加工されるとおよそ6キロのお茶に仕上がり、5月上旬に生徒たちに手渡されるということです。