川内港で進められている国際物流ターミナルの県の部分の整備が予定より2年遅れる見通しとなっている問題で、県が初めて事業者向けの説明会を開きました。

26日の説明会にはネット参加もあわせ、川内港関係の8事業者が集まりましました。

川内港唐浜地区では現在、国と県が国際物流ターミナルの整備を進めていますが、県が整備するふ頭部分について当初の2026年暫定供用、2028年春の完成予定が、2年遅れる見通しとなっています。

さらにコンテナの積み下ろしに必要として、海運会社などが求めているガントリークレーン設置も県が認めなければ、航路自体を撤退する可能性が浮上しています。事業者は・・・

(事業者)「安全面が確保できないということで、ガントリークレーン設置をお願いしている。(設置を認めず)もし作業員に何かあったときには県が保証するのか」

さらに、2026年春の暫定供用の段階で、輸出入を始められるのか、との質問もでましたが県はいずれも明言を避けました。

(中越物産 下須嘉行社長)「(暫定供用での輸出入開始は)しっかりとやるようにすると言うのが当然の返事。ちょっと残念」

(県港湾空港課 佐多悦成課長)「今後、(暫定供用のタイミングで)輸出入できるかどうかは、利用される方々のご意見をしっかり聞いて、いろいろ考えなければいけない」

県は説明会を今後も開く方針です。