大型連休中、海外からの旅行客が増えるのを前に、鹿児島税関支署などが、違法薬物や金の密輸を防ごうと鹿児島市で啓発活動を行いました。

26日、鹿児島中央駅前で行われた啓発活動には、鹿児島税関支署や警察などおよそ30人が参加しました。

参加者は、「運び屋したら人生終わり」と書かれたチラシなどを配りながら、覚せい剤、大麻などの薬物や金の密輸などに関わらないよう訴えました。

(鹿児島税関支署 小牟禮秀一総務課長)
「知らず知らずのうちに、不正薬物を日本に持ち込む、運び屋にならないように気を付けていただきたい」

財務省のまとめでは、去年1年間で、税関が関わった覚せい剤などの違法薬物の摘発された件数は815件、押収量は2.4トンに上り、2019年の3.3トンに次いで多かったということです。

27日からは大型連休が始まり、海外との往来者数が増える時期であることから、鹿児島税関支署では、渡航先で知らない人から荷物を預かったりせずに、不審人物や怪しい言動を見かけたときには、密輸ダイヤルに通報するよう呼び掛けています。

密輸ダイヤルは、0120ー461ー961です。

※小牟禮総務課長の「禮」は、ネ