自民党の派閥政治資金パーティの裏金事件を受けて、衆議院鹿児島4区選出の森山裕議員が会長を務める派閥の「森山派」が26日、総務省に解散届を郵送したことがわかりました。

森山派=近未来政治研究会は、自民党内では最も少ない8人が所属する派閥で、森山裕衆議院議員が2021年12月に会長に就任しました。

森山議員は、自民党の派閥の政治資金パーティー裏金事件を受けて、「国民から派閥と政策集団の違いが理解されにくい」とし、今年1月、派閥を解散する意向を示し、26日、総務省に解散届を郵送したことを明らかにしました。

派閥の裏金事件をめぐっては、これまでに安倍派、二階派、岸田派、茂木派も政治団体を解散する方針を表明していますが、裏金事件後、解散届が提出されるのは森山派が初めてです。

森山派には、森山議員のほか、衆議院鹿児島1区選出の宮路拓馬議員も所属していますが、裏金事件では、自民党の6派閥中、森山派だけが、議員や関係者が立件されていません。