まもなく大型連休です。今年の大型連休は、今度の27日(土)~29日(月)の3日間と、来月3日(金)~6日(月)までの4日間の2回に分かれています。交通機関やホテルなど、混雑状況はどうなっているのか?取材しました。

【鉄道】
JR九州によりますと、九州新幹線の混雑のピークは、下りが来月3日で、上りが来月5日です。予約率はいずれも50%以下で、まだ空きがあるということです。

【空の便】
航空各社によりますと、25日時点での下りのピークは、日本航空の東京発鹿児島便が今月27日、大阪発鹿児島便は今月29日、全日空は今月27日です。上りのピークは来月6日です。
離島便は下りが来月3日、上りが来月6日です。
空港駐車場は混雑が予想されています。公共交通機関の利用を含め、時間に余裕を持ってお出かけください。

【海の便】
種子屋久高速船は、下りは来月3日、上りは来月6日がピークとなりそうです。

【高速道路】
ネクスコ西日本によりますと、県内の高速道路で5キロ以上の渋滞は予想されていません。なお、ETCの休日割引は、今月27日~29日、来月3日~6日は適用されません。

開業以来、初めての大型連休を迎えるシェラトン鹿児島では、通常時と比べ平日の予約も多く連休中はほぼ満室。記録的な円安もあり、海外からの観光客の増加も実感しているといいます。

(シェラトン鹿児島 成田和巳セールス&マーケティング部長)「国内のお客様が7割程度、海外のお客様3割程度で推移している。稼働率が上がりますので、スタッフ一同一丸となってお客様を迎え、良いサービスを提供してリピートしていただけるよう心がけている」

来月1日からは4階のテラス席でビアガーデンも始まり、訪れた人をもてなしたいとしています。

ところで気になるのが、止まらない物価高。

(記者)「物価高の中、みなさんはどのように過ごすのでしょうか」

(男性)「大阪とかに旅行に行こうかなと。コロナも落ち着てきたし、職場での制限もないからUSJとかに行きたい」

(女性)「霧島に行く予定がある。(就活も)ちょうどないので」

(女性)「旅行は大型連休が高いので、料金が高いから出ない。出ても県内ですね」

(男性)「(予定は)全くない。もうお金がない、余裕がない」

明治安田生命が今月24日に公表した「家計」に関するアンケート調査によりますと、過去最高となる9割以上が「物価高による影響を感じる」と回答。大型連休の予算も去年よりおよそ1万円少ない2万9677円でした。

コロナも終息し、のびのびと羽を伸ばしたい気持ちもある一方、近場で安くすませる人も増えるかもしれません。