19日は県内で黄砂の飛来が確認されました。
18日に続き2日連続で、鹿児島市だけでなく、離島にも影響が広がっています。

鹿児島市の城山展望台です。普段は雄大な桜島を望む観光スポットですが…。
19日は、稜線がかすみ、ぼんやりとしていました。

(観光客)
「うれしいと思って来たらこんな感じで残念」

「花粉が心配だったけれど、黄砂のほうが影響があった。仕方ない、また来る」

気象台の観測で、鹿児島市内は19日午前、およそ13キロ先がかすんで見えなくなったということです。黄砂の確認は18日に続き、2日連続です。

(記者)「鹿児島市内の中古車販売店。先週12日に洗車した車に、ざらざらとした黄色い砂埃が付着している」

こちらの中古車販売店では、外で展示していた車に黄色がかった砂がついていました。

(JU鹿児島カーパーク・福元輪業 馬場貴久さん)「これだけは手の打ちようがない。水洗いをしなければならないので大変」

黄砂の影響は、離島でも…。

(記者)「私の背後に本来なら喜界島が見えるのですが、きょうはかすんで見えない」

(観光客)「奄美のきれいな海が全然見えなくてがっかり」

奄美市では、18日夜から19日にかけて黄砂が飛来したとみられています。

黄砂は呼吸器系への影響や、アレルギーを悪化させるおそれもある中、街では不安の声も…。

「娘がせきが止まらないと言っていた。多分黄砂が飛んでいるせいかも」

「元々、アレルギー性鼻炎があるので黄砂がある日はかゆい」

県内では19日いっぱい黄砂の飛来が予想されています。

また、19日の県内は、高気圧に覆われてよく晴れ、気温が上がりました。最高気温は、さつま町柏原で28度、指宿市で27.7度、伊佐市大口で27.3度など県本土の9か所で今年最高となりました。

6月下旬並みの28度を観測したさつま町では…。

26度の夏日となった鹿児島市では、伝統の熱い戦いが繰り広げられました。甲南高校と鶴丸高校によるスポーツ大会「甲鶴戦」です。

(レポーター)「暑い日差しが降り注ぐ中行われた伝統の甲鶴戦、最後の野球の試合に応援にも熱が入ります」

1971年から始まり、24勝22敗6分けで迎えた今年。サッカーやソフトテニスなど17種目で対戦しました。

野球の試合では、生徒たちが額に汗を浮かべながら応援していました。

試合は、鶴丸がリードを譲らず7ー3で勝利。19日の最終結果は?

甲南が勝利し、通算25勝22敗6分け、勝ち越しを決めました。

(甲南応援団長 山下結愛さん)「暑くて気合が必要だった」