開発途上国の課題解決に向け活動するJICA海外協力隊員として、県出身の2人が派遣されることになり、出発前に県に報告しました。

JICA海外協力隊として派遣されるのは、鹿児島市出身の窪田淳さん(26)と鹿屋市出身の岩元萌香さん(25)です。

窪田さんは中央アメリカのエルサルバドルで、住民や地域の連携を深める活動を行うということです。

(エルサルバドルへ派遣 窪田淳さん)
「(エルサルバドルは)社会的連携の欠如という内戦の結果からできてきた問題に対応するため、良かったなと思ってもらえる人がひとりでも増えたらいいなと思っている」

岩元さんは南米ボリビアで、小学校を巡回しながら、ごみ問題の課題解決に向け活動します。

(ボリビアへ派遣 岩元萌香さん)
「ボリビアに日本の素晴らしい文化を伝えたり、ボリビアの伝統料理を教えてもらったり、帰ってきてからも日本にそういう素晴らしさを伝える活動ができたらいいなと思っている」

県出身者で派遣されたJICA海外協力隊は、これまでに1000人を超えていて、現在は14か国で16人が活動しています。2人は5月上旬に出発し2年間活動します。