「ローマの休日」などで知られる女優オードリー・ヘプバーンの魅力あふれる写真展が、鹿児島市で開かれています。およそ190の写真は、すべて鹿児島初公開です。

黒のイブニングドレスに、アクセサリーが特徴的な一枚や、白いシンプルなシャツも彼女が着るだけでより魅力的に。

オードリー・ヘプバーンは1929年ベルギーに生まれ、「ローマの休日」でハリウッドデビュー。やせ型で大きな瞳と長い脚は、それまでの女優のイメージを一新し、世界中を魅了してきました。

南日本新聞社と鹿児島市立美術館が主催する「オードリー・ヘプバーン写真展」には20代から30代の全盛期を撮影したおよそ190枚が並びます。すべて鹿児島初公開で、ファッション、映画、プライベートの3つの分野ごとに展示されています。

ローマの休日でアン王女役を演じるオードリー。気品とかわいらしさを備えた表情は見る者を虜にします。

こちらはスタジオ撮影後。左手には衣装を抱え、滞在先のホテルに戻る車に乗り込む素の姿をとらえています。

「衣装は自信をくれる」と話していたオードリー。首周りがゆったりしたコートを羽織る一枚は、コンプレックスだったという長い首も魅力的に写ります。

(鹿児島市から)「映画は何回か見たことあるが、静止画も素敵でびっくりした。どこを写されても美しい。ファッションも大好き、髪型も。どのポーズも素敵」

(霧島市から)「ローマの休日で参った。白黒でもこれだけ魅力あるのはすごい。じいさんが今でも恋ができる(Qおいくつ?)今年で75歳」

(鹿児島市立美術館 花山潤治学芸アドバイザー)「たくさん写真があるので、自分に訴えかける写真と出会うことができる」

オードリー・ヘプバーン写真展は、来月6日まで鹿児島市立美術館で開かれています。入場料は一般・大学生1200円、中学・高校生600円です。