17日夜、愛媛県と高知県で最大震度6弱を観測する地震があり、県内でも最大震度4を観測しました。
愛媛県で強い揺れに襲われた日置市出身の男性は、「鹿児島の人も地震に備えてほしい」と話します。

17日午後11時14分ごろ、愛媛県と大分県の間にある豊後水道を震源とするマグニチュード6.6の地震がありました。最大震度6弱を愛媛県と高知県で観測し、鹿児島県内でも震度4を湧水町、震度3を鹿児島市、薩摩川内市、霧島市、姶良市などで観測しました。

この地震による津波はありませんでした。県内で、けが人や被害の情報は入っていないということです。

震度5弱を観測した愛媛県八幡浜市で、すし店を営む日置市出身の馬場園尚文さんです。発生当時、妻と自宅にいました。

(愛媛ですし店経営・日置市出身 馬場園尚文さん)「最初はぐらぐらと揺れ、そのあと十数秒強い横揺れがきた。本棚の本が倒れたり、掛け時計が落ちて割れた。妻も座り込み怖がっていた」「震度6弱だった宇和島市にいる知り合いの家では、屋根がぐらついて、台所のタイルがひび割れた」

その後も余震が続き、安心して眠れなかったということです。店や自宅は海から1キロの場所にあり今後も揺れや津波に備えたいといいます。

(愛媛ですし店経営・日置市出身 馬場園尚文さん)「一番怖いのは津波。海の端だから。鹿児島も日本どこにいても地震は起こりうる、どうするかきちんと考えておかないと」

今回の地震で、県内では湧水町で震度4を観測しました。気象庁は、「揺れの強かった地域では、今後1週間ほどは同じ規模の地震が発生する可能性がある」として、警戒を呼びかけています。