小学6年生と中学3年生を対象にした全国学力テストが行われ、県内ではおよそ2万9000人が参加しました。

全国学力テストは学習指導の充実や学習状況の改善などに役立てるため、文部科学省が全国一斉に行っています。

県内では469の小学校と208の中学校の小学6年生と中学3年生、あわせておよそ2万9000人が対象で、小学6年生は国語と算数、中学3年生は国語と数学の2科目で行われました。

このうち、鹿児島市の中郡小学校では6年生59人がテストに臨んでいました。

なお、去年、鹿児島県では小学6年生の国語と算数は全国平均とほぼ変わらず、中学3年生の国語は全国平均とほぼ変わらなかったものの数学と英語は全国平均をやや下回りました。

ただ、解答用紙に何も書かなかった空欄の割合=無解答率はすべての教科で全国平均以下となっていて、県教育委員会は「粘り強く取り組んでいることが分かった」としています。

ことしの結果は7月下旬に学校に通知される予定で、学力の状況を確認し授業の改善に役立てられます。