小4男子が知事をうならせた「うん、甘くておいしい」 T-1GP王者が伝授した新茶の正しい入れ方とは

 2024/05/08 11:18
塩田康一知事(右)に新茶を入れる豊留旭さん=7日、県庁
塩田康一知事(右)に新茶を入れる豊留旭さん=7日、県庁
 鹿児島県茶業会議所は7日、県庁を訪れ、塩田康一知事に新茶を贈った。同会議所によると、今年は雨などの天候不順に悩まされたが質の良い仕上がりとなり、入れ立てを飲んだ知事も「甘くておいしい」と、ご満悦の様子だった。

 新茶の振る舞いは、茶の知識や入れ方を競う「T-1グランプリ」で昨年優勝した鹿児島市立和田小学校4年の豊留旭さんが担当。丁寧に急須で注ぐ姿を見て、知事が「最後の一滴まで出すんだね」と話しかけると、豊留さんは「それがおいしいんです」と笑顔で応えていた。

 鹿児島茶は、リーフ茶の需要が高い海外からも注目されているという。同会議所の柚木弘文会頭(68)は「輸出用に力を入れつつ、鹿児島茶のブランド化を進めてほしい」とトップセールスに期待を込めた。