「眼前に桜島があり、気持ちが大きくなる」と、鹿児島公演を好んだフジコ・ヘミングさんは、演奏ホールの周りに暮らすネコまで気にかけた。温かく気さくな人柄を知るファンらは、永遠の別れを惜しむ
2024/05/03 06:00
〈イメージ写真〉
霧島市のピアニスト入来慶子さん(34)は「ピアニストを志す前から、家でCDを聴いていた憧れの人。とても残念」と肩を落とす。数年前に鹿児島市であったコンサートを思いだし「魂の込もった演奏で独自の世界観を作っていた。挫折や困難があっても自分を信じて諦めないというメッセージを感じた」と語った。
県内でコンサートなどを主催する鹿児島音協(鹿児島市)の満塩正さん(68)は「気さくな方だった」と振り返る。犬猫の愛護活動にも取り組んでおり「公演会場の周りにいる猫にエサをやるため、缶詰を用意するよう事前の手配事項に書いてあった」と、温かい人柄を懐かしんだ。
あわせて読みたい記事
-
水俣病マイクオフ問題 宮崎大学教育学部准教授・松尾隆佑氏「行政と被害者はパートナーとして熟議を」5月17日 16:01
-
【駅伝便り】垣内英人監督(浜崎商店)を再任/指宿チーム5月17日 12:30
-
2029年全国植樹祭、鹿児島で開催へ 天皇皇后両陛下ご出席の行事5月17日 12:08
-
【駅伝便り】吉田幸三監督(鹿屋市役所)を再任/肝属チーム5月17日 11:27
-
【駅伝便り】新監督に赤崎康久氏(いちき串木野市役所)を選任/日置チーム5月17日 11:02
-
宝くじ当たったら「別荘でも」…大塚副知事、ドリームジャンボに夢膨らませる5月17日 10:42
-
【駅伝便り】新監督に中俣哲男氏(薩摩川内市役所)を選任/川薩チーム5月17日 10:17