次期衆院選鹿児島4区 社民鹿児島県連合、山内光典氏の擁立発表

 2024/04/29 07:03
山内光典氏
山内光典氏
 社民党鹿児島県連合は28日、次期衆院選鹿児島4区の党公認候補として新人で西之表市の市民団体「馬毛島への米軍施設に反対する市民・団体連絡会」会長の山内光典氏(73)=同市=を擁立すると発表した。近く開かれる党本部の常任幹事会で正式に決まる。

 同日鹿児島市で会見した山内氏は馬毛島で進む自衛隊基地建設に触れ、「家賃高騰や交通量の増加など住民の日常が壊されている。市の問題を国は注視するべきだ」と述べた。生活に苦しむ国民の税金が軍事費に使われていると批判し「暮らしを大切にする政治を行いたい」と主張した。

 社民県連合は他の選挙区への擁立予定はない。川路孝代表は「政権交代のためには野党共闘しかない」と強調した。

 山内氏は西之表市古田出身。種子島高校卒業後、市役所に約40年勤めた。2022年に馬毛島への米軍施設に反対する市民・団体連絡会の会長に選ばれた。23年県議選で無所属から立候補し、落選した。

 鹿児島4区は現職で自民党総務会長の森山裕氏(79)の立候補が見込まれるほか、参政党の横井さくら氏(57)が立候補を表明している。

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