列車通過時の風圧が原因? 重さ10キロ、ホームの壁が突然剥落、けが人はなし 九州新幹線出水駅

 2024/04/26 21:03
側壁材が脱落し応急措置された現場=26日午後、出水市のJR出水駅
側壁材が脱落し応急措置された現場=26日午後、出水市のJR出水駅
 JR九州は26日、九州新幹線出水駅(出水市)の上り線ホームの壁の一部が、25日午後6時15分ごろ剥がれ落ちたと発表した。けが人やダイヤの乱れはなかった。

 同社によると、壁材はケイ酸カルシウム製で、高さ1メートル、幅0.9メートル、重さ約10キロ。床から約10センチ空けた位置に設置されていた。同日午後7時5分ごろ、乗客が駅員に申し出て発覚。ホーム上のカメラの映像で、列車が通過した際に落下したことを確認した。

 同社は経年劣化と、列車通過時の風圧が原因とみて調べている。九州新幹線の全駅で、同じ壁材が使われていないか点検する。