教員の不適切指導から子どもの命を守って…鹿児島の遺族ら、加藤こども政策担当相に対策強化を要望
2024/04/25 07:20
加藤鮎子こども政策担当相に子どもの自殺対策を要望する遺族(中央)=24日、東京・永田町
鹿児島県内の遺族ら5人は、子どもの死因を医師や行政など多職種で検証するモデル事業「チャイルド・デス・レビュー(CDR)」制度の早急な全国展開を要請。子どもの自殺対策を議論するメンバーに遺族を加えてほしいとも訴えた。
考える会によると、加藤氏からは「子どもの権利侵害である不適切指導をなくしたい」と前向きな発言があった。鹿児島市で2018年に亡くなった中学3年男子生徒の母親は取材に「再発防止のためにまずは自殺の原因究明を徹底してもらいたい」と話した。
厚生労働省のまとめによると、23年の小中高生の自殺者数は513人で、2年連続で500人を超えた。
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