奄美の風景を描いた画家・田中一村が最後に暮らし、創作活動の場にもなっていた家屋で19日、子どもたちが清掃活動をしました。

栃木県に生まれた田中一村は、1958年、50歳で奄美大島に移り住み、69歳で亡くなるまでの19年間、奄美の自然や風景を描き続けました。

その一村の功績などを学ぼうと、地元の子どもたちでつくるボランティアグループ「一村キッズクラブ」は、一村が最後に暮らし、創作活動の場にもなっていた奄美市の家屋の清掃を4年前から続けています。

19日は今年度最初の活動があり、小中学生9人が掃除や草とりに汗を流していました。

(参加した小学4年生)「たくさん絵を描きたくて参加した」

(田中一村記念美術館・一村キッズクラブ事務局 上原直哉さん)「田中一村は奄美の宝。子どもたちに一村のこと、終焉の家のことを知ってもらいたい」

一村キッズクラブでは今年度、草木染めや水墨画などの体験活動も予定しています。