九州南部、9日も昼前にかけ大雨恐れ 8日は枕崎で時間72ミリ、鹿児島県内12高校が授業短縮

 2023/06/08 22:47
大雨で冠水した道路=8日午前9時7分、鹿児島市住吉町
大雨で冠水した道路=8日午前9時7分、鹿児島市住吉町
 梅雨前線の影響で九州南部は8日、各地で大雨となり、鹿児島県内では一部の高校で下校を早め、交通に乱れが出た。9日も昼前にかけ大雨の恐れがあり、鹿児島地方気象台は種子島・屋久島地方で土砂災害に警戒するよう呼びかけている。

 気象台によると、8日は枕崎で1時間72.5ミリの非常に激しい雨を観測した。午前3時の降り始めから午後4時までの降水量は枕崎159.0ミリ、鹿屋市吉ケ別府141.0ミリ、指宿123.0ミリ。

 JR鹿児島線や指宿枕崎線で運行見合わせが続いた。県教育委員会によると県内12の高校が授業を短縮、生徒を下校させた。

 9日に種子・屋久地方で予想される1時間雨量は多い所で50ミリ、9日午後6時までの24時間雨量はいずれも多い所で、薩摩地方、大隅地方で100ミリ、種子・屋久200ミリが予想される。