ＪＡ鹿児島県中央会の山野徹会長（６７）が、８日受け付けが始まった全国農業協同組合中央会（ＪＡ全中）の次期会長選に立候補することが分かった。９日にも届け出る。ＪＡ全中は全国のＪＡグループを取りまとめる代表機関。選ばれれば県からの会長は初めて。

　今年は改選期にあたり、役員は８月１８日に任期満了を迎える。会長候補者は就任時に７０歳以下という年齢制限があり、現職の中家徹氏（７３）は退任する。

　複数の関係者によると、山野氏は４月のＪＡ県中央会の理事会で立候補の意向を表明した。山野氏は全国厚生農業協同組合連合会（ＪＡ全厚連）や全国農業者農政運動組織連盟（農政連）の会長を務めている。

　立候補受け付けは１６日締め切り。２１日にＪＡビル（東京）で所信説明会があり、全国のＪＡ組合長ら代議員の投票で７月４日に新会長推薦者を決定。２８日の理事会を経て、８月１８日の総会で選任される。任期は３年。

　山野氏はＪＡそお鹿児島組合長を経て２０１７年にＪＡ県中央会、ＪＡ県厚生連などの会長になり現在２期目。