将来の夢はウミウシ博士!「海の宝石」に夢中の6歳児、好きすぎて…インスタで紹介、図鑑は付箋びっしり

 2023/05/27 20:45
ウミウシ博士を目指す6歳の伊藤主之愛ちゃん=鹿児島市
ウミウシ博士を目指す6歳の伊藤主之愛ちゃん=鹿児島市
 鹿児島市明和4丁目の伊藤主之愛(すのあ)ちゃん(6)が、「海の宝石」ともいわれるウミウシに夢中になっている。インスタグラムで情報発信したり、愛好者や専門家が集う観察会に参加したりする熱中ぶり。「かわいいところが好き。将来はウミウシ博士になりたい」と目を輝かせている。

 元々は恐竜やイグアナ、深海の生き物などに興味を持ち、気づけばウミウシが好きになっていたという。1年ほど前からウミウシを探しに家族で海に出掛け、初めて見つけたのはシラヒメウミウシ。父親の政幸さん(52)は「大きな声で喜んだ。さらにのめり込むきっかけになったのでは」と話す。

 4月からはインスタグラムでの発信を始め、現在13種類を紹介している。紹介文は主之愛ちゃんが考え、母親の嘉恵さん(50)が投稿しており、「今後はウミウシが好きな人とつながる場にしていきたい」と語る。

 ウミウシの名前とカラフルな絵を描いたお手製のノートも作り、6歳の誕生日にもらったばかりのウミウシ図鑑には、気になるページに付箋がびっしり。最近では、大人に交じって観察会にも参加。見つけ方や捕獲方法を教わり、負けじとウミウシを探す。

 今一番見つけたいのは、鮮やかな青色が特徴のタイヘイヨウアオミノウミウシ。主之愛ちゃんは「自分で育てたり、鹿児島にいないウミウシをふ化させたりしてみたい」と笑顔だった。