鹿児島知事選 期日前投票率 最高13.92% 10日現在

 2020/07/12 13:00
南日本新聞ニュース
 鹿児島県選挙管理委員会は11日、県知事選の投票日2日前(10日現在)の期日前投票状況を発表した。投票者数を選挙人名簿登録者数(6月24日現在)で割った期日前投票率は13.92%。参院選と日程が重なった前回2016年の同時期の13.77%を0.15ポイント上回り、過去最高となった。

 県選管は、期日前投票を推奨してきたことを「好調の一因」とみている。投票所への消毒液の設置やマスク着用といったコロナ対策もアピールし、「選挙は民主主義の根幹。より多くの投票を」と呼び掛けている。

 6月24日現在の選挙人名簿登録者数は135万7073人(男63万1588人、女72万5485人)。期日前投票者数は18万8873人。市町村別では18市町で前回より増加した。増加数が最も多かったのは南九州市で1252人増の6194人、次いで出水市が1201人増の8128人だった。

 市町村別の期日前投票率は宇検村が最も高く40.08%で、喜界町の27.80%が続いた。町村平均の18.90%に対し、市平均は13.28%と低く、特に鹿児島市は9.22%と最低だった。

 知事選と同じ7月12日投開票の県議会議員薩摩川内市区補欠選挙の期日前投票者数は1万1950人、投票率は15.19%で、19年県議選より2.03ポイント上昇した。